ここでは,tiss-NETCloud の計算実行で使用,出力される主なデータベースの内容を記述しています.
このデータベースを使用することにより,アウトプットで装備されている指標以外の様々な評価指標を集計することができます.
このデータベースは,tiss-NETCloud\プロジェクト名\ケース名¥Simulation の中にSimulation.*で格納されています.
データベース | 名 称 | 内 容 |
Simulation.nocp | コンパートメント番号対応テーブル | シミュレーション用と内部管理用の対応テーブルを定義しています. |
Simulation.nolk | リンクパーツ番号対応テーブル | シミュレーション用と内部管理用の対応テーブルを定義しています. |
Simulation.nond | ノードパーツ番号対応テーブル | シミュレーション用と内部管理用の対応テーブルを定義しています. |
Simulation.nod | ノード詳細定義ファイル | ノードの信号サイクルを定義したデータです. |
Simulation.net | ネットワーク設定ファイル | エントランス数,ノード数,リンク数などのネットワーク全体を定義しています.また,リンク別のノード番号,リンク属性,規制速度,リンク長のデータを定義しています. |
Simulation.odt | 普通車OD設定ファイル | 普通車に関するシミュレーション用の時間帯別OD データです |
Simulation.odl | 大型車OD設定ファイル | 大型車に関するシミュレーション用の時間帯別OD データです. |
Simulation.grc | 車両挙動結果ファイル | シミュレーション時刻ごとに,どの車がどのコンパートメントからどのコンパートメントに到着したかが出力されたデータです. |
Simulation.tre | 走行経路結果ファイル | 車両ごとのシミュレーション時刻と走行ノ-ド経路が出力されたものです. |
Simulation.pkd | 駐車場利用状況結果ファイル | 車両が駐車場施設の入出庫時刻と駐車台数が出力されたデータです. |
Simulation.pkf | 駐車場ゲート通過結果ファイル | 車両ごとの駐車場入出庫ゲート通過時刻,駐車場施設NOが出力されたデータです. |
ITotal.tcar | 走行経路ノード間結果ファイル | 車両ごとの走行経路がノード間で出力されたデータです. |
*.nocp
内容:コンパートメント番号対応テーブルファイルで,tiss-NET2006 の内部管理用のコンパートメント番号とシミュレーション用のコンパトメント番号の対応を定義しています.
データフォーマット
全てのコンパートメントの数分の行数が定義されています.
1 行目 | 内部管理用のコンパートメント番号※1 | シミュレーション用のコンパートメント番号※2 |
↓ | ↓ | |
Z 行目 | 内部管理用のコンパートメント番号※1 | シミュレーション用のコンパートメント番号※2 |
データフォーマット解説
※1:内部管理用は,あくまでシステム内部で使用しているものですが,tiss-NET2006 のインターフェースで表示されるコンパトートメント番号は全て内部管理用が表示されています.
※2:シミュレーション用のコンパートメントの番号は,第1部を参照してください.
シミュレーション用のコンパートメント番号は,後述してある *.grc ファイルで記載されているコンパートメント番号です.
*.nolk
内容:リンクパーツ番号対応テーブルファイルで,tiss-NET2006 の内部管理用のリンクパーツ番号とシミュレーション用のリンクパーツ番号の対応を定義しています.
データフォーマット
全てのリンクパーツの数分の行数が定義されています.
1 行目 | 内部管理用のリンクパーツ番号※1 | シミュレーション用のリンクパーツ番号※2 |
↓ | ↓ | |
Z 行目 | 内部管理用のリンクパーツ番号※1 | シミュレーション用のリンクパーツ番号※2 |
データフォーマット解説
※1:内部管理用は,あくまでシステム内部で使用しているものですが,tiss-NET2006 のインターフェースで表示されるリンクパーツ番号は全て内部管理用が表示されています.
※2:シミュレーション用のリンクパーツの番号は,第1部を参照してください.
*.nond
内容:ノードパーツ番号対応テーブルファイルで,tiss-NET2006 の内部管理用のノードパーツ番号とシミュレーション用のノードパーツ番号の対応を定義しています.
データフォーマット
全てのノードパーツの数分の行数が定義されています.
1 行目 | 内部管理用のノードパーツ番号※1 | シミュレーション用のノードパーツ番号※2 |
↓ | ↓ | |
Z 行目 | 内部管理用のノードパーツ番号※1 | シミュレーション用のノードパーツ番号※2 |
データフォーマット解説
※1:内部管理用は,あくまでシステム内部で使用しているものですが,tiss-NETCloud のインターフェースで表示されるノードパーツ番号は全て内部管理用が表示されています.
※2:シミュレーション用のノードパーツの番号は,第1部を参照してください.
*.nod
内容:ノード詳細定義ファイルで,各ノードの信号サイクルデータが記入されています.
データフォーマット
全体の1行目に一般ノード数,その後ノード単位で信号サイクルが定義されています.
データフォーマット解説
※1:信号無しの場合は,「サイクル長」をゼロとし,その下に続く「各枝方向から来る車両に対するデータ」のうち,「信号現示」より右側のデータについて省略します.
※2:信号現示の欄には,信号現示の種類が入力されます.
赤=1 青=2 黄=3
青矢=10+進む方向の枝番号(例:14),複数青矢は連続して記述(例:1213)
※3:現示秒は,その現示になる0 秒からの時間であり,その現示の表示時間ではないので注意してください.
(例)0 -青→ 44 -赤→ 70
(44 秒間) (26 秒間)
※4:現示秒がサイクル長に達した次の信号現示の欄に必ず0 が入力され,改行となります.