シミュレーション実行には、大きく分けて①シミュレーション設定、②計算実行の2機能があります。
①のシミュレーション設定はシミュレーションに関する各種設定を行います
②の計算実行はこれまでに入力した全てのデータをもとに、tiss-NETCloud 本体の計算を行う機能となります。
シミュレーション設定
シミュレーションに関する各種設定を行います。シミュレーション時間、ランダムシード値、最短経路選択検索の回数、希望速度指数を設定します。
操作手順
①[シミュレーション設定]をクリックします。
②シミュレーション時間(秒)を設定します。
③ランダムシードを選択します。ランダムシード値は1から9の中から選択します。
④最短経路選択検索の回数を設定します。
(例えば、シミュレーション全体の時間が3600 秒で、最短経路選択検索回数が360 回のときは、シミュレーション10秒に1回の割合で最短経路探索を行う、という意味になります。)
⑤希望速度指数を選択します。リンクでの車両の走行挙動で、速度の設定に対しての、多少の散らばり(バラツキ)を設定します。
⑥[更新]をクリックするとシミュレーションに関する各種設定が完了します。
※ 最短経路選択検索とは別にOD 表の分割設定が行えます。
計算実行とは
シミュレーションを開始する機能です。
準備が整えば計算実行をクリックしてください。
なお、計算時間はネットワーク規模、シミュレーション時間やOD量により異なります。計算実行中及び計算結果によるアニメーション作成中は下記のようなプログレスバーが表示されます。
計算終了後は、下記のような計算結果がウィンドウに表示されますので、正常終了したことを確認してください。
【シミュレーション結果後の確認】
計算が正常終了した場合でも、グリッドロック状態(車両が移動できない状態)となるケースも考えられます。
【計算エラーコードについて】
計算エラーコードには、以下のものがあります。
計算エラーコードエラー内容
16 | グリッドロック(車両が移動できない状態)等となっているために、エラーが発生しています。 |
94 | 駐車場ゲートと路上駐車の設置位置が近いために、エラーが発生しています。 駐車場ゲートと路上駐車は、ある程度離して設置する必要があります。 |
96 | グリッドロック(車両が移動できない状態)等となっているために、エラーが発生しています。 |
110 | 車線変更に必要なコンパートメント数が不足しているために、エラーが発生しています。 拡張設定機能の進行方向別通行割合設定などで、予め車線変更を行うようにする設定が必要となります。 |
126 | 駐車場への待ち行列の中に、駐車場を利用しない車両が存在するために、エラーが発生しています。 駐車場を利用しない車両は、ゲートを通過しないように設定する必要があります。 |
216 | 駐車場を利用する車両がゲートを通過していないために、エラーが発生しています。 駐車場を利用する車両は必ずゲートを通過するように設定する必要があります。 |