tiss-NET Cloud に関する用語説明

ここで、tiss-NETCloud のご利用にあたり、本書及び本システムで用いている基本的な用語について説明します。

◆ ネットワーク

ネットワークとは、GIS 機能を利用して作成する道路網(ネットワーク)のことを指します。
交差点部が点(ノード)、道路の単路部が線(リンク)として表示されます。
通常はこのネットワークを作成、編集した後に、シミュレーションを行うための各リンクや、ノードの詳細データを入力することになります。

◆ リンク,リンクパーツ,エキスパンション

リンクとは、ネットワーク上の交差点間で挟まれた区間を指します。
リンクパーツとは、同一リンク内の道路構造等が異なる場合に分割した単位を指します。
右左折帯がある部分を、エキスパンションといいます。

◆ ノード,エントランスノード,セントロイドゲートウェイ

ノードとは、ネットワーク上の交差点部を指します。
後で示すコンパートメントの配置により、ノードパーツ、リンクパーツの範囲が設定されることになります。

エントランスノードとは、車両が発生・集中する地点を指し、ネットワーク上の端点にあたります。

セントロイドゲートウェイとは、エントランスノードに接続している実際に車両が発生・集中するポイントで、エントランスノードに接続するダミーノードとなっています。
(なお、セントロイドゲートウェイはシステム内部で自動設定されますので、設定の必要はありません)

◆ コンパートメント

tiss-NETCloud では、ネットワーク上のリンクとノードに5m 間隔のメッシュを並べることで表現しています。そのメッシュひとつひとつをコンパートメントと称しています(以下cmp と称す場合もあります)。

cmp長5m という数値は、車両が停止した時に占有する長さから考えられたもので、大型車は2つのcmp を占有しています。
シミュレーションでは、車両が前方車両の状態などから次のcmp への移動時刻を判断、移動することで、車の流れを表現しています。

【cmp の詳細情報】

cmp は、パーツ毎にそれぞれ個別の8桁の番号が振られていますので、同一ネットワーク内では同一番号のcmp がつけられることはありません。
なお、上記cmp 番号はシミュレーション用(計算実行時に作成され、アウトプットファイルに表示されるもの)で、tiss-NETCloud 内で画面上に表示される番号は内部管理用です。

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